[PR] アルバイト引越 旅行ギフト券 香川の求人・転職  物流コスト
teacup. ] [ 掲示板 ] [ 有料掲示板 ] [ みんなの掲示板 ] [ ブログ ] [ チャット ]

新着順:95/368 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

たくましい女のコだった

 投稿者:ペキちゃん  投稿日:2007年12月30日(日)20時50分5秒
  通報
  【中途半端尽くしで笑うしかなし】
 AV女優や風俗嬢がホストにハマる大きな理由は、セックス仕事に後ろめたさがあるからである。自分の仕事を堂々ということができなくて普通の男、普通の恋愛を諦めたり避けたりするようになる。だから自分と似たような性を売るホスト、女衒のスカウトマンなどに走るのだ。
「ホントに好きだったら、お金使わないで恋愛できたと思うけど、そんなの面倒臭いし、タイ人と同じ手法でいったのね。金を持ってるって初回で見せちゃえ ば、向こうががっついてくるから。毎日、メールとか電話してくるからね。最初にいくら金を持ってるって見せるだけで、全然違うのね。ありがちなパターンは ダルい客が来てるから、ちょっと来てくれないとか、オマエといると落ち着くとか言いだしたり。応えがすぐに帰ってくるんのね。はいお金って渡すと、好きっ てくるからわかりやすいの。普通の恋愛は、どうしよう向こうは私のことどう思ってるんだろう? 私は好き好きなのになんで好きって言ってくれないのとか悩 みだして、いろいろ考えちゃ
ったりするから面倒なの。あと自分に自信がないからだろうね。私だけ好きになってもらいたいんだけど、お金があれば、私プラスお金って魅力になるでしょ。 普通の女のコより魅力的じゃん。だから、保険みたいな感じかな。だから私の方選んだ方がいいんじゃないの? あの子より、金持ってるよって偉そうに思える しね。ハハ」
 歌舞伎町にいつでも出動できるため、大久保の百人町に引っ越した。経済能力、明日の仕事……なにも考えないで豪遊しまくった。AV女優たちの間でホスト ネットワークができるようになり、控え室ではいつも「最近、いくら使った」と話し合って、自分より破綻した財政の女の話を聞いて安心したりする。
「AVで金を稼いで、ホストに貢ぐ」
 十七歳のとき上京して、六年。「なにか見つけたい!」と、志高く東京にやって来た彼女の応えが、それである。
 ホストに一円でも多く散財したい彼女の頭の中は、お金に一色になった。
「ビデオとか全然頑張る気ないから、早く帰りたいから適当にやるでしょ。なんでミリオンに呼ばれたのかなって不思議だったよ。あの会社ってビデオを頑張る 気があって、もめ事嫌うような人たちが揃ってるでしょ。私、浮いてるなって居場所がなかったね。選んでくれた人は、はらだはるなは頑張るだろうって期待し てたんだろうけど、全部、金だからなんて言えないしね。3人で一緒にでると、頑張る人が前に前にでるでしょ。頑張る人が一番カメラの映るところにいて、み んなが嫌がることも率先してやって、でも3人いるから一人くらい突っ立ててもアリなんですよ。でも、なにもしないわけにいかないから、一番楽なところを探 すみたいなね。ナメてるの? ってなるでしょ。でも楽するのがモットーの私は、どうしてもそうなっちゃうの」
 ミリオンのうなまみガールズ。おそらく頑張る人とは三上翔子で、突っ立てるのははらだはるなである。今の慰安業は、うなまみガールズ時代より収入がいい。AVがしたいことではない彼女にとって、現在の方がいいのである。
「二年くらい前までは、すっごい不安になることがあったんだけど、今は不安にすらならないのね。適当でなんとか3な2るさって。はるなちゃん、俺が面倒み てあげるよって人が現れたらベストなんだけど、でも主婦みたいなことすぐ飽きちゃうしね。恋愛もずっと勘ぐって疑って楽しんできたから、真っ直ぐ物をみれ なくなったし、男を信じて恋愛しても全然つまらないだろうし。高校を中途半端で辞めちゃって、バンドも半端、恋愛も半端、AVも半端、なにもないの。なん かこうやって話したら、すごい悲惨だね。自分では全然悲惨と思ってないんだけどさ、ハハハ。でも終わってるねー、ハハ」
 彼女に「ホントに好きになった男っているの? もう一度会いたい人とか」って訊いたら、「そんなのいないよぉ」と言った。あり得ない大金を注ぎ込んだ男の記憶は、終わってしまえばないのである。

 身の程を知らないバブリーな響宴と、実のない恋愛に翻弄された薄っぺらい青春。
「もう二十五だよー、終わりだねー」
 明るく笑う彼女につられて、俺も笑ってしまった。彼女は自己破滅型の快楽主義者で、羨ましいほど「絶対になにも考えない」という生き方を徹底している。 人には真似できない才能である。二十五歳だから終わりというのは堂々と自信を持って女を売れるのが、そろそろ終わりということであり、おそらく彼女は十年 後も二十年後も同じようにどこか地方都市で春を売って、快楽を買ってるんじゃないだろうか。人並みな恋愛をして、人並みに幸せに暮らしてる人とどちらが幸 せか? と問われれば、どちらも幸せなんじゃないかと応えるのが正しい気がする。
 はらだはるなは、たくましい女のコだった。
 
》記事一覧表示

新着順:95/368 《前のページ | 次のページ》
/368