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背徳の許し

 投稿者:箒の後継者メール  投稿日:2011年11月 4日(金)22時21分23秒
返信・引用 編集済
  それは、遥か昔の話
二人の英雄がいました
一人は絆を掲げ、平和な世を創ると
もう一人は、一人の女に復讐をすると
時風 冴奈と城岸 雪湖の戦いです





二人の女が対峙していた
一人は白い和服に身を包み、日本刀を持っている
雪湖「どんな強固な軍を築いても、どんな綺麗事を嘯いても…」
そしてもう一人、漆黒の服に身を纏い、巨大な剣を握る女
雪湖「私は、この目で見ている…冴奈!貴様の罪を!」
冴奈「雪…」
そう、私の母は冴奈に殺された
母上の創る国は、強くて、他国に負けない国だった
それなのに、冴奈は母上を討ち、私を裏切った
私は復讐を誓った
母上の望んだ世を創るためにも
雪湖「さぁ、母上に頭を垂れろ。許しを望んで希え。そして、首を撥ねられろ…」
私は冴奈に剣を向ける
しかし、冴奈は首を振った
冴奈「私に、そのつもりはないわ」
どこまでもふざけた奴だ
私は目に溜まった涙をつい溢してしまった
雪湖「貴様は昔からそういう奴だった…」
昔から
そう、私たちは昔からだった…
雪湖「己の野望を…『夢』という言葉で飾り立て、母上の天下を汚したのだ!」
こいつだけは許せない…
冴奈は揺るがずに
冴奈「それが私の決意よ!雪、貴方にも涙にも、天下は譲らない!」
やめろ、刃が太陽の光で輝く
雪湖「貴様はそれで満足だろうな!だが!私は貴様に全ての絆を奪われた…!」
雪は刀を降ろし、私を見つめる
屈するものか…貴様にだけは!
雪湖「どうやって生きたらいい…どうすればよかったんだぁ!?」
私は泣いていた
いや、自分でも泣いていることに気付いていない
冴奈「ならば雪、力の限り私に立ち向かいなさい!」
冴奈は腰を低くし、踏み出す態勢に入る
冴奈「平和な世は、私が創る!その力の源こそが」
私は走り出す
同時に雪も走りだす
始まるんだ
私の復讐が…最後の戦いが
冴奈「揺るがぬ絆だぁぁぁぁッ!」
互いに刃を交え、離れ、そしてまた刃を交える
雪湖「二度と絆と口にするな!その傲慢が、強欲が、貴様の死因だ!」
必死に刀を振るい、私の攻撃を冴奈は受け流す
冴奈「私は死なないわ!私を信じてくれた人たちのためにも!」
私も大きく剣を振るい、雪に当てようとする
雪湖「偽善の世に善がり狂うな!貴様のそれが、この世で一番腹立たしい!」
冴奈「一番ですって!?雪、貴方も変わったわね!」
きっと、冴奈は喜んでいるのだろう
私に一番が出来たことを…だが!
雪湖「この期に及んで私を感するか!それは怠惰だ、戦え冴奈!」
―この感情はなんだ?この嫉妬にも似た感情は…―
―おのれ冴奈!平穏だった私を返せ!―
二人は距離を置き、刹那だけ動きを止める
そして再び、走り出す
この一撃で、全ての過去の終止符が打たれる
冴奈「腹を割って向き合いましょう!絆を接げる者として、この絆に挑む!」
雪湖「腹を暴いて食い破る!大罪よ!循環して息の根を止めろッ!」
光が走る
刃が交える
そして、血水が飛び散る





雪湖「はぁ…はぁ…はぁ…」
私は血塗れだった
そして、私以上に血塗れの冴奈の死体を見つめる
雪湖「はっはっは…くぁーはっはっはっは!」
私は剣を落とし、狂ったように笑った
雪湖「やった!やったぞ!母上!ついにぃ!ふはははは!」
母上は見てくれてるだろうか
そして喜んでくれるだろうか
でも、私は膝を床について、笑えなくなった
―この、空虚は…―
何だか、とても寂しい気持ちになった
そう、私以外に誰もいない
つまり私は、これからどうすればいい?
私は冴奈を殺すという目的を果たした
では、これからどうするのだ?
私は冴奈の死体を見つめ、そっと語りかける
雪湖「おい…立て冴奈」
もしかしたら、死んだ振りをしているかもしれない
こいつはそういう奴だ
私は冴奈の胸倉を掴み、体を揺すった
雪湖「何をしている?立て、そして私にもう一度殺されろ…!」
立たない
冴奈は、こんな簡単に死ぬ女じゃないはずだ
―私は、母上の御為に冴奈を倒したのではなかったのか…―
―それとも、ただ生きる理由を欲して冴奈を目指したのか…―







雪湖「うぅ…うああぁぁっ!あああぁぁぁぁ…」
私は誰もいない場所で、大声で泣いた
誰か聞いてくれないか…
そして私を助けてくれ…
そして気付いたのは、私が目から流しているのは涙ではなく、血だった
もう、私の身体も壊れているのか
私は遠くを見つめ、脚をなんとか立たせる
雪湖「いかなくては…この背徳の許しを乞いに」
フラフラの脚で歩く
当てもない場所へ
―母…上…―
眩しい、やめてくれ
逆光よ、これ以上私を見るな…







FIN
 
 

絆の力

 投稿者:絆を総べる者メール  投稿日:2011年11月 4日(金)21時30分2秒
返信・引用 編集済
  それは、遥か昔の物語
二人の英雄がいました
一人は絆を掲げ、平和な世を創ると
もう一人は、一人の女に復讐をすると
時風 冴奈と城岸 雪湖の戦いです





二人の女が対峙していた
一人は漆黒の服に身を纏い、巨大な剣を手に握っている
雪湖「どんな強固な軍を築いても、どんな綺麗事を嘯いても…」
そしてもう一人、白い和服に身を包み、日本刀を持つ女
雪湖「私は、この目で見ている…冴奈、貴様の罪を!」
冴奈「雪…」
そう、私は雪の母親を殺した
雪の母、箒 涙は、圧倒的な力で世界を支配するという考えだった
それでは駄目だと思った私は、涙を討ち、絆の力で平和な世を創ると誓ったのだ
死んでしまった人たちの努力が無駄にならないためにも
雪湖「さぁ、母上に頭を垂れろ。許しを望んで希え。そして、首を撥ねられろ…」
雪が私に剣を向ける
私は首を横に振り
冴奈「私に、そのつもりはないわ」
すると雪は顔を強張らせた
その瞬間、涙が流れるのを私は見逃さなかった
雪湖「貴様は昔からそういう奴だった…」
昔から
そう、私たちは昔からだった…
雪湖「己の野望を…『夢』という言葉で飾り立て、母上の天下を汚したのだ!」
とても鋭く、胸に刺さる言葉
それでも私は揺るがない
冴奈「それが私の決意よ!雪、貴方にも涙にも、天下は譲らない!」
私は鞘を捨て、刃を太陽に輝かせる
雪湖「貴様はそれで満足だろうな!だが!私は貴様に全ての絆を奪われた…!」
刀を降ろし、決意を決める
私は、負けない…
雪湖「どうやって生きたらいい…どうすればよかったんだぁ!?」
雪は泣きながら、両手を広げて叫ぶ
その声が痛々しくて…私も泣きそうだった
雪湖「屈するものか、貴様にだけは…決して…」
雪も剣を構え、涙を拭う
雪湖「たった一人になろうとも、死に逝くその寸前まで」
私は走りだす
同時に雪も走りだす
始まるんだ
この、救いのない戦いが
雪湖「貴様を許さない!」
互いに刃を交え、離れ、そしてまた刃を交える
雪湖「さぁ笑え!孤独な私を嘲笑え!」
私は必死に刀を振るう
冴奈「私は誰も笑わない!絶対に!」
雪も剣を振るい、確実に私を殺そうとする
雪湖「私の絆を奪い、一方で絆を説く!答えろ冴奈!この矛盾の行方を!」
やはり雪は強い
でも、私だった負けるわけにはいかない
雪湖「宣言しろ!掲げた絆は嘘八百と!そして母上に詫びを入れろ!」
冴奈「それだけはならない!私は決して、絆を捨てない!」
私も偽善者ね…
人の絆を断ち切っておいて、まだ絆を語るなんて…
雪湖「情けのつもりか!?哀惜のつもりか!?ならば初めから、母上を奪うなァァァーーーッ!」
二人は距離を置き、刹那だけ動きを止める
そして再び、走り出す
この一撃で、終わるかもしれない
雪湖「消滅しろ冴奈ァ…!時風 冴奈ァァァーーーーッ!!」
冴奈「お別れよ雪!城岸 雪湖ォォォーーーーッ!!」
光が走る
刃が交える
そして、血水が飛び散る





私は雪の亡骸をずっと見ていた
すると、部下の何人かが私の後ろにいるのに気が付いた
部下「冴奈様…」
私は振り向かずに、いつものような明るい声で
冴奈「悪いけど、一人にしてくれる?」
私は優しく微笑み、「大丈夫」とだけ言った
すると部下たちは立ち去っていった
私は自分の髪に留めてあるリボンを外し、雪の亡骸に近づいた
思い出してみれば、雪はただ純粋なだけだった
雪の亡骸の前で膝を抱えて座る
―あの時も、詰まらないことで雪を怒らせてしまった―
雪湖(私は母上の為に生きている。貴様も箒の一員だ。そう生きろ)
冴奈(何言ってるのよ雪。誰の為でもなく、自分の為に生きたらいいじゃないの)
雪湖(貴様なら私の心を分かると思ったのに…もういい、貴様など知るか)
私も馬鹿だった
分かってあげるべきだったのに
冴奈(それくらいで怒らないでよ~)
私は笑顔で雪の頭を撫でる
雪湖(貴様が悪いだけだ、詫びを入れて許しを乞え)
冴奈(雪、そんな言い方じゃ嫌われるだけよ?)
雪湖(ならば心にもない言葉を吐けと?貴様はそうやって生きるのか?)
この言葉が、雪が純粋だということを教えてくれた
確か、他にもあったな…
私が雪を助けた時に
冴奈(雪!危ない!)
雪湖(何故助けた!?助けろなどと言っていない!)
雪はこの時も怒った
純粋すぎる故に
雪湖(消えろ…どこかで野垂れ死ね!)
辛かった
それでも私は雪を憎めなかった
冴奈(そんなこと、平気な顔で言わないでよ、雪…)





冴奈「ぐっ…くぁ…ぁぅ…」
私は声を殺して泣いた
いっそ私も、雪のように狂気に溺れたい
でも、私には出来ない
それが辛い
誰でもいい…私を責めてくれ
誰もいないのに、本当は大声で泣きたいのに…
私は一人声を殺して、ずっと泣いていた
私を見てくれているのは、逆光だけだった…










FIN
 

掲示板が完成しましたキラキラ

 投稿者:teacup.運営  投稿日:2011年11月 4日(金)20時48分18秒
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  ご利用ありがとうございます。

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